神格世界(別世界紹介)
裏表世界から派生した世界の一つ。(裏世界の諸々の設定とは別物)
神と天使、悪魔、人間が共存する世界。
~序~
人間は彼らに守られる側の存在であり、そして贄であった。
しかし、神の力を持つ人間が現れ、
それは徐々に数を増やしていき、ついには彼らに対抗するほどの勢力になった。
「弱き者」とされていた人間は『術』を手に入れ、彼らと同等の地位にまで上り詰めたのだ。
その『術』を持つ者は、いつしか『神格』と呼ばれるようになった。
神や天使や悪魔と同じ力を持つ人間たちのお話です。
全ての人間が神格になっているわけではありません。もちろん普通の、特別な力を持たない人も居ます。
[神格について細かく]
神格は序にあったように『神の力を持つ者』です。神様ではありません。
神の力というのは、普通ではありえないような超常的な力のことをいいます。
基本的には『創造』の力です。何もないところから急に大樹を生やすとかそんな感じの。
神格は国の王とか英雄とか、『先導する者』に多いです。人々の上に立って秩序を守る人ですね。
一般庶民にも神格はいます。
こういう家系だから神格が生まれるっていう規則的なことは無いようです。皆平等。神様っぽい。
リーダー性があるので上に立つ人が多いのでしょう。
神格の出生は
神、天使、悪魔、のいずれかと人間の間に生まれる子、というのが一説あるそうです。
が、それ以外でも神格になれるすべが存在するらしいです。
実際、普通に生まれた子でも神格の者はいます。
そこら辺は未だ解明されていません。
[神殺し]
神格はいい人ばかりではないです。どちらかというと危険な野望を抱く方が多いかも…
野望を叶えるため、より多くの力を求める輩は少なくありません。
しかし神の力は基本一人につき一つ。相性や耐性とかもあるのであまり多く力を持つと死にます。
だけどそれを無効にできるのが、邪神の力を持つ神格です。
邪神というのは神を喰える…つまり共喰いをする神のことです。
共喰いをすることによって邪神はその喰った神の力を奪い取り、自分のものとします。
邪神の力を持つ神格は、それと同じことができるようになるのです。
力を欲して神を殺す人間や神格を、『神殺し』といいます。
神殺しは気性がとても荒いので、ほとんどが犯罪者です。盗賊や殺人者とか。
なので彼らは人々の脅威として恐れられています。
[聖母]
この世界では「聖職」という職種があります。人間が神に直に仕えるというものです。
他に、神様は人間の信仰心がないと下界(人間が住む場所)にて活動できなくなるので、
自分に信仰のある人間に布教活動してもらう、というのもあります。
神に直に仕える聖職の中に『シスター』というのがあり、それは女性のみが就けるものです。
彼女らはいわゆる「神の妻候補」。信仰する神に気に入られた一人が妻になります。
その妻は『聖母』といい、伴侶の神にのみ身を許すことになります。
聖母は、神に力を半分分け与えられるので、神格になることができます。
神は自分の伴侶以外は愛することはできません。しちゃだめです。
なので神一柱につき聖母一人。
シスターになる条件は、神によってそれぞれ違います。
見た目(金髪碧眼など)重視とか、性格重視とか、技術重視とか。
普通の人間に出来ないことは求められないので、条件さえ合えば誰でもおっけーみたいなゆるい感じです。
聖母がいる国、町、村などは神に半永久的に守られるので、
彼女は皆に重宝され、崇められる存在なのです。
しかし、聖職者だからといって優しい良い人ばかりではないです。
もちろん邪神も聖母を持つことが許されています。
邪神の聖母には神殺しが多いです。
聖母は神に愛され、守られ、脅威などないように見えますが、
一般的な神格とは比べ物にならないほどの強力な力を持っているので
邪神や神殺しにとっては恰好の餌です。
そのため神格の聖職者や防壁のある教会に常に守られています。
伴侶である神の力が及ばない地には行けません。
のでほぼ外出は許されていません。
(強力な力というのは使役する本人にも影響が及ぶものなので、
聖母はめったに使えないです)
聖母を守る教会は隠されており、
人間(一般の者や神殺しなどの神格)には絶対に分からないようになっています。
見た目はでかい屋敷のような民家。
全ての神様が伴侶を持つものではありません。
どちらかというと持つ方が少ないです。
[国]
神格世界では、国の名前を宗教名にすることが義務付けられています。
だからといって信仰する宗教や神が限定されるわけではありません。
[用語解説]
神:創造する者。あらゆる者に力を与え、信仰を得ることによって存在することができる。
世に存在するすべてのものに神が宿り、世界の均衡が保たれているといわれている。
基本的にみんな私欲で動いているので、人間がやり取りするには面倒くさい。
天使:神に仕える魔の者。
神の身体に別の魂が宿り、完全に形を持って分離したものが天使となる。
つまりは神の分身。絶対服従。
悪魔:神に属せず、反抗する勢力である魔の者。
天使と同じように生まれるのだが、『悪意の種』が混ざると悪魔になる。らしい
悪魔と契約して体を半分渡す(半分操り人形になる)と、神に若干劣るが神格になれる。
悪魔信仰:神ではなく悪魔に仕えるということ。
悪魔の好物である『悪意』と『欲』をばらまき、増殖させる。
悪魔と契約して神格になった者は、複数の神の力を手に入れることができる。
人間:守られる者。
昔とは違って神に搾取されることはなくなったが、別の方向で脅威ができてしまった。
神や天使や悪魔、神格や神殺し、聖母などに振り回されながら健気に生きている。
神格:立ち向かう者。
ある国では神格のみで構成された軍で防衛してるらしい。
最近では聖母を守るために使われることが多い。
神殺し:野望のために神の力を奪う邪の神格。
邪神:『悪意の種』の生産者。
世界を混乱させるのが目的。
聖職者:人間の身で神に直に仕える者。
悪意や欲を持つ者は聖職には就けない。
自身が持つすべてを神に捧げる。
シスター:神の妻候補。
女性で、その神の条件が満たされていて、かつ神に気に入られれば聖母になれる。
聖職者でなくてもシスターにはなれるが、聖母になる可能性は低い。
聖母:神の妻。半永久的な伴侶。
その身には強力な神の力が宿る。
神の力を蓄え、増幅させて神に献上する。神の力の備蓄庫。
レイル教:人体を創った「体」の神、レレシュを主とする宗派のこと。
※ここに書いてある単語の意味は完全に創作なので実際の意味とは異なります。
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